愛知県の県営住宅に、県の規定を大幅に上回る高額所得の世帯が921世帯も入居していることがわかった。
県営住宅はもともと定額所得者向けに設営されているものであるため、高額所得者は入居できない規定があるが、入居時は規定を満たしていたものの、入居後に所得が上がって規定から外れたがそのまま住み続けたものと思われる。
県はこれら高額所得者に退去を指導する方針だという。
県営住宅の入居者は希望者が多く、毎年抽選で決まるほどだというが、そういった低額所得の希望者が溢れている中、県営住宅を出ても余裕で暮らしていける世帯が入居し続けているという現状には首をかしげる。
自己申告を行わなかった世帯にももちろん問題があるが、入居時以降、所得のチェックを怠ってきた県にも同様に責任があると思う。
最近は不況で所得が下がり、生活苦の人が急増した。
高額所得なのに県営住宅に住み続ける気持ちが理解できないが、規定を上回る人には退去してもらい、生活苦の人に救済の手を差し伸べるべきだろう。
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